最初は誰もが持っていた心。
そして釣り人になっていくにつれ感じなくなるもの。
85cmのシーバス
会社の先輩が僕に話しかけてきた。
先輩「山田くん、俺の子供が同級生と一緒にみんなで釣りをしよったらしいんだけど、ダイソーの300円のメタルジグで85cmのシーバス釣ったげな!!」
俺「まじですか! 85cmって僕まだ釣った事ないですよ!笑」
先輩「すげーよねー!しかも300円ルアー(笑)」
俺「ほんとですよねー。これだから釣りは面白インですよねー!♡」
先輩「ほとんど釣りした事ない子だったからしばらく ぼーーーっと してたらしいわ。笑」
こんな話を時々耳にしますよね。
とても嬉しい気持ちになる。
いきなり85cmのシーバスを釣ったならもうおしまい(笑)、この子はきっと釣りという泥沼地獄にハマってしまうでしょう。
あとはこの子が我慢強く投げれる子かどうか。
釣りの神様ってほんとに居て、今思えば「こんな所で釣れるか!!」って感じの所で本当にたまたま最初の1匹を釣らせてくれるんですよね♪
(そこから次の1匹を釣るまでが長い ってのもあるある話ですが。笑)
こうやってまた1人釣り人が生まれていくんだなぁ って思いました。
いつか釣り場で逢ったなら是非その時の自慢をたっぷりしてきて欲しいものです♪
(生意気な態度だったらイラッとしますが。笑)
ガソリンスタンドのお兄さん
今日の仕事帰りにいつものスタンドにガソリンを入れに行くと二人の店員さんがこちらに寄ってきた。
一人は釣りが好きな気さくなおじさん。
もう1人は僕は少し苦手なお兄さん。
苦手な理由は少し目線が冷たく感じるから。
すると気さくなおじさんが
「山田さん!是非釣りを教えてあげて下さいよ!」
とな。
ん? と思いながら話をきくと
苦手なお兄さん「僕、昨日釣竿を買ったばかりなんですよー!」
とな。
気さくなおじさん「だから是非色々教えてあげて下さい!!あっ、写真も見せてあげて下さいよー!」
と言われたので
この写真を見せた所、僕が今まで苦手だったお兄さんの様子が一変。
目をキラキラ輝かせて
「うぉーでっけー!てか、めちゃくちゃカッケーーーーーーー!!」
と叫んだのである。笑
僕はこの時にお兄さんの口から「カッケェェェェェェーーーー!!」という言葉が出てきたのがすごく嬉しかった。
僕が撮る魚の写真でいちばん伝えたい事は大きさではなくて「かっこよさ」や「綺麗さ」だから。
サイズに関わらず
「鱸という魚は最高にカッコイイ魚なんだ」という事を少しでもお兄さんに伝える事が出来たのだろうか??
「俺もこんな魚釣りてぇー!」
って思う様な夢を与えられたのだろうか?
この魚に出逢えて、そしてこの写真を撮って本当に良かった と思えた体験でした。
真逆のウザいパターン
これも会社の先輩と話した時の内容。
(上記で書いた先輩とはまた別の先輩)
先輩「最近なんか釣れた??写真見せてよ」
俺「釣れましたよー!見て下さいこれ!!カッコイイですよねーーー!♡青空も綺麗ですわぁ♪」
先輩「ふーん。何cm??」
俺「これは70チョイですね!」
先輩「じゃあ俺の勝ちやね!俺の自己最高記録は92cmやから!」
俺
(話にならん。笑)
同じ「釣り」という趣味を持つ人間でも色んな人が居るけど、
またこうやって自分の夢を追う、釣りをする人が増えたのかー って考えると、とても不思議な気持ちになりました。
85cmを釣った学生さんも
ガソリンスタンドのお兄さんも
素敵な魚との出逢いが待っています様に♡
おしまい
コメント
ルアー1個買うのに悩んで迷って
ずーっと眺めたり
ゴーグルつけて風呂に潜って動きを確認したり
あの頃が一番幸せじゃった(笑)
@愛のスコールさん
よく分かる。
特にオレは「あの頃」がつい3年前だから、余計分かる。
なんだろうなぁー。ほんと1つ1つの事にワクワクしてたよね♡
きっと毎日が冒険やったんやろうね♪
でも大丈夫。僕達が
釣りが 魚が 自然が 大好きなのは間違いない事実。
素直にやっていけばきっとまた取り戻せるよ♡